ETAとは、イギリスへ旅行する前に取得しておく「電子渡航認証」のことです。
20年前にイギリスへ行ったときには、今のような制度はありませんでした。久しぶりの海外旅行になると、昔と同じ感覚では準備できないことがあると気づきました。
ETAとは何なのか、パスポートとはどう違うのか、いつ申請すればいいのかを調べてみました。
※この記事は2026年9月時点で、英国政府の公式情報をもとに整理しています。渡航前には最新情報をご確認ください。
ETAって何?

ETAは「Electronic Travel Authorisation」の略で、日本語では「電子渡航認証」と呼ばれています。
イギリスへ旅行する前にオンラインで申請・取得することが義務づけられているデジタル渡航許可証です。
ETAは、イギリスが入国手続きをデジタル化していく中で導入された制度です。日本のパスポートを持つ人については、2025年1月8日以降の渡航からETAの対象となりました。
そして2026年2月25日からは、対象者についてETAなどの渡航許可を取得していない場合、航空会社などによる搭乗拒否を含め、制度の運用が本格化しています。
私がこれからイギリスへ旅行する場合も、パスポートだけではなく、ETAについてもしっかり把握しておかなければいけません。
イギリス旅行にビザは必要?ETAとの違いは?
「パスポートを用意すれば、あとは航空券を取ってホテルを予約すれば大丈夫!」と思っていましたが、20年前とは海外旅行の仕組みも変わっていました。
日本のパスポートでイギリス観光旅行(最長6か月)をする場合、ビザではなく「ETA(電子渡航認証)」の取得が必要です。
英国政府によると、ETAは観光などでイギリスに最長6か月滞在する場合に利用できる電子渡航認証です。ビザは国籍や渡航目的、滞在期間などによって必要になるもので、留学や就労など、ETAでは認められていない目的で渡航する場合には、ビザが必要になることがあります。
| ETA | ビザ | |
|---|---|---|
| 主な対象 | ビザなしで短期渡航できる国の人 | ビザが必要な国籍・目的の人 |
| 観光 | ○ 最長6か月 | ○ |
| 長期滞在 | × | 条件に応じたビザが必要 |
| 就労 | 原則× | 条件に応じたビザが必要 |
ETAがあれば必ず入国できるという意味ではありません。ETAはあくまで渡航前の電子的な認証で、最終的な入国可否はイギリスの入国審査で判断されます。
ETAはどうやって申請する?何が必要?

ETAの申請は、英国政府の公式サイトからオンラインで行う方法と「UK ETA」アプリを使う方法があります。
英国政府は、ETAを申請する最も簡単な方法として「UK ETA」アプリを案内しています。アプリではスマホのカメラを使って、パスポートや顔のスキャンができるためです。
「パソコンで申請して、別の機器で写真を用意して……」とやるより、スマホでまとめて進められるほうが手間が少なそうなので、私はアプリから申請したいと思います。
ETA申請に必要なもの
- パスポート
- メールアドレス
- クレジットカード、Apple PayまたはGoogle Payなどの決済手段
- スマホ
「UK ETA」アプリを使った申請の7ステップ
「UK ETA」アプリを使う場合は、スマホでパスポートの読み取りや顔写真の撮影などを行いながら申請します。
- 「UK ETA」アプリをダウンロードする
- パスポートの写真ページを読み取る
- スマホをパスポートにかざしてICチップを読み取る
- 顔をスキャンする
- 顔写真を撮影する
- 必要事項に回答し、申請料金を支払う
- 申請結果をメールで受け取る
ETAはいくらかかる?
ETAの申請料金は、現在20ポンドです。オンラインから申請しても、UK ETAアプリから申請しても料金は同じです。
為替レートは常に変動するので、実際に申請するときにしっかり確認しておこうと思います。
英国政府は、公式サイトや公式アプリ以外のウェブサイトでは、より高い料金を請求される場合があると案内しています。
ETAを申請するときは、英国政府の公式サイトか公式アプリから申請することを覚えておきたいと思います。
ETAはいつ申請すればいい?
英国政府によると、ETAの申請後、多くの人は自動判定によって短時間で結果を受け取っています。
しかし、人によって追加の確認が必要になる場合もあるので、旅行の3営業日前までに申請することが推奨されています。
旅行直前に慌てて申請するのではなく、旅行の日程が具体的になった段階で余裕を持ってETAの申請をしたいと思います。
ETAは申請しただけで渡航できるわけではなく、ETAの取得が確認できてから出発することが大切です。
ETAを取得したら印刷は必要?
ETAはデジタルでパスポートに紐づけられるため、ETAの証明書を印刷して持ち歩く必要はありません。
英国政府の案内では、ETAを取得した後は、旅行時にパスポートを提示すればETAの取得状況が確認される仕組みになっています。
ETAの有効期間は?パスポートを変更したらどうなる?
ETAの有効期間は、2年間またはETAを申請したパスポートの有効期限までです。どちらか早いほうが期限になります。
もしパスポートが期限切れになったり変更されたりした場合は、新しいETAを申請する必要があります。ETAは申請したパスポートに紐づいているためです。
私の場合は、まず新しいパスポートを取得して、そのパスポートを使ってETAを申請するという順番で準備して行こうと思います。
パスポートについては、こちらの記事で詳しく整理しています。
→ 【パスポート申請】旧姓のまま残っている20年前のパスポートはどうなる?
ETAについて分かったこと
「パスポートだけでは、イギリス旅行の準備は終わらないんだ」と思いました。
20年前のイギリス旅行では必要なかった手続きが、今は必要になっています。
ETAはパスポートと別々に考えるものではなく、旅行に使うパスポートに紐づけて取得するものということも分かりました。
「パスポートを用意して、その後にETAを申請する」
昔と同じように行けると思っていたけれど、旅の準備も変わっていました。
20年前は勢いで行けたイギリス旅行。
今は、ひとつずつ準備を確認しながら進めていくことが大切なんだと、改めて実感しました。
イギリス旅行までの準備については、こちらにまとめています。
