イギリス旅行の準備を進める中で、特に気になるのが海外旅行保険です。
クレジットカードの情報を集めるうちに、三井住友カード(NL)に海外旅行傷害保険が付いていることを知りました。
「クレジットカードに保険が付いているなら、わざわざ別に申し込む必要はないのでは?」
最初はそう思っていました。
しかし詳しく調べてみると、カードに保険が付いているから安心とは言えませんでした。
この記事では、海外旅行保険にはどんな補償があるのか、クレジットカード付帯の保険だけで大丈夫なのか、私がイギリス旅行に向けて調べて分かったことをまとめます。
※保険の内容や条件は変更される場合があるため、各保険会社やカード会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
- 海外旅行保険は何のために必要なのか
- 海外旅行保険にはどんな補償があるのか
- クレジットカード付帯の海外旅行保険とは何か
- 「自動付帯」と「利用付帯」の違い
- 海外旅行保険を選ぶときに確認したいポイント
海外旅行保険は必要?
気になったのが、「そもそも海外旅行保険って必要?」ということです。
結論から言うと、私は海外旅行保険は必要だと考えています。
海外旅行では、旅行先で病気になったり、ケガをしたり、持ち物を盗まれたりする可能性があります。
日本にいるときとは違い、海外で病院にかかった場合の費用や思わぬトラブルへの対応を考えると、不安は大きくなります。
特に気になったのが、海外で病気やケガをしたときの治療費です。
海外旅行ではできるだけ余計なお金はかけたくないと思う一方で、もし現地で治療が必要になったら……と考えると、何も備えずに出発するのはリスクが大きいと思いました。
海外旅行保険には、救援者費用や賠償責任、携行品損害など旅行中のさまざまなトラブルに備える補償があります。そのため、私は海外旅行保険には入っておきたいと思っています。
しかし、「海外旅行保険に入ればそれで安心」というわけでもありません。
大切なのは、「どんな場合に、いくらまで補償されるのか」です。
海外旅行保険とは?

「クレジットカードに海外旅行保険が付いている」という説明をよく見かけます。
最初の頃の私は、「海外旅行保険って、クレジットカードに付いている保険のことなのかな?」と思っていました。
調べてみると、海外旅行中の病気やケガ、持ち物のトラブルなどに備える方法には、大きく分けて2つあることが分かりました。
- クレジットカードに付帯している海外旅行傷害保険を利用する方法
- 旅行に行くときに、自分で海外旅行保険に加入する方法
どちらも海外旅行中の万一に備えるものですが、補償内容や保険金額、適用される条件などが違います。
クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険
クレジットカードの中には、カードのサービスとして海外旅行傷害保険が付いているものがあります。
「カードを持っているだけで保険まで付いてくるなら便利だな」と思ったのですが、カードによって補償内容や適用条件が違いました。
私が現在第一候補にしている三井住友カード(NL)にも、海外旅行傷害保険が付いています。しかし、カードを持っているだけでは保険が有効にならなかったり、万が一のときに治療費が足りなくなったりするケースもあります。
「海外旅行保険が付いている」というだけで安心するのではなく、実際の補償内容や条件をしっかりと見なければいけません。
三井住友カード(NL)の海外旅行傷害保険についてはこちらの記事で詳しく調べています。
自分で加入する海外旅行保険
もう一つが、旅行に行く際に自分で加入する海外旅行保険です。旅行の日程や行き先などに合わせて保険を選び、必要な補償を付けて加入します。
クレジットカード付帯の保険とは違い、最初から「自分の旅行にどんな補償が必要なのか」を考えて選べるところが特徴です。
例えば、病気やケガの治療費用を重視したい場合や、携行品の補償も付けたい場合など、自分が必要だと思う補償を確認しながら比較できます。
もちろん、保険料がかかるため、補償内容と費用のバランスも考える必要があります。
どちらを選べばいい?
ここまで調べてみて、私は「クレジットカードの保険」と「自分で加入する海外旅行保険」のどちらか一方を、最初から決める必要はないと思うようになりました。
①クレジットカードに付いている保険で、どこまで補償されるのかを確認する
②「この補償では少し心配だな」と思う部分があれば、自分で加入する海外旅行保険も検討する
という順番で考えてみようと思っています。
海外旅行保険では何を補償してくれる?

海外旅行保険には、いくつかの補償があります。
保険を比較するときは、「これは何のための補償なのか」を理解しておくと自分に必要な補償を判断しやすくなります。
傷害治療費用
旅行中にケガをして、病院で治療を受けた場合などに備える補償です。
「自分は体力があるから大丈夫」と思っていても、不慮の事故やケガは突然起こるものです。海外での外科治療やレントゲン撮影、処置費用などは、日本と比べて非常に高額になる傾向があります。
医療費負担を抑えるためにも、付いていてほしい補償です。
疾病治療費用
旅行中に病気になり、治療を受けた場合などに備える補償です。
私自身、20年ぶりの海外旅行なので、現地で体調を崩したらどうしよう、という不安があります。海外では日本のように公的医療保険が使えないため、ちょっとした診療や処方薬でも高額請求になるかもしれません。
ケガへの備えはもちろんですが、旅行先での「急な病気」にどこまで手厚く備えられているかは、旅行保険を選ぶうえで重要です。
救援者費用
旅行先で入院した場合などに、家族が現地へ駆けつける必要が生じるケースなどに備える補償です。
もし旅行先で長期入院などが必要になった場合、日本から家族が現地へ行くための航空券代や宿泊費が必要になります。この渡航費だけでも大きな出費になりかねません。
「現地へ駆けつける家族の負担」までカバーできる補償があると知っておくと、保険選びの視点が広がります。
賠償責任
旅行中に、誤って他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして、法律上の賠償責任を負った場合などに備える補償です。
たとえば、ホテルの備品をうっかり破損させてしまったり、街中で人とぶつかってケガをさせてしまったりした場合、高額な賠償金を請求されるかもしれません。
自分の治療費のことばかりに目が行きがちですが、「万が一の賠償リスク」に備える補償が付いていることは心強いです。
携行品損害
旅行中に持っているカメラやバッグなどが盗まれたり、破損したりした場合などに備える補償です。
観光中のスリや事故だけでなく、置き引きや落下による故障など、海外旅行では身の回りの品トラブルが意外と多く発生します。
注意したいのは、スマホやパソコンなどの電子機器が対象外になるケース、1品あたりの補償上限額、自己負担金(免責金額)が設定されている場合があることです。「何がどこまで補償されるのか」は、事前に見ておきたいところです。
「最高○万円」だけを見てはいけない
海外旅行保険を調べていて、私が注意したいと思ったのが「最高○万円」という表示です。
例えば、三井住友カード(NL)には海外旅行傷害保険が付いていて、公式サイトでは最高2,000万円と案内されています。
しかし、この2,000万円という金額は、傷害死亡・後遺障害の補償額です。
傷害治療費用と疾病治療費用は、それぞれ最高50万円です。さらに、賠償責任は最高2,000万円、携行品損害は最高15万円、救援者費用は最高100万円となっています。
「最高2,000万円の海外旅行保険が付いている」=「治療費が2,000万円まで補償される」
という意味ではありません。
クレジットカード付帯の海外旅行保険だけで大丈夫?

クレジットカードに付いている海外旅行傷害保険は、補償内容や金額、適用条件(自動付帯・利用付帯)はカードごとに大きく異なります。
そのため、「カードに保険が付いているから大丈夫!」と考えず、「何がどこまで補償されるのか」を事前にしっかり調べておかなければいけません。
私が候補にしている三井住友カード(NL)の補償内容を調べてみると、怪我や病気の治療にかかる「傷害治療費用」「疾病治療費用」はそれぞれ最高50万円でした。
※なぜこのカードを候補にしたのかは「イギリス旅行用クレジットカード候補3枚を比較」記事へ
この補償金額を見て、私は「カードに保険が付いているから安心」とは思うことができず、「この内容だけで、自分のイギリス旅行を本当にカバーできるのか?」と不安になりました。
「自動付帯」と「利用付帯」の違い
海外旅行保険が付いたクレジットカードを調べる際に、必ず知っておきたいのが「自動付帯」と「利用付帯」という2つの適用条件の違いです。
どちらも「カードの特典として保険が付いてくる」点では共通していますが、保険が有効になるタイミングが大きく異なります。
自動付帯とは?(持っているだけで適用)
カードを所有しているだけで、自動的に保険が適用されるタイプです。事前に特別な手続きや決済を行う必要がありません。
ただし、「カードを持っていれば何でも補償される」という意味ではありません。補償される期間(最高90日間など)や補償対象となる旅行の条件は、カードごとに決まっています。
利用付帯とは?(カード決済で有効化)
対象のクレジットカードで、旅行費用や交通費などを事前に支払うことで初めて保険が有効になるタイプです。
単にカードを所持しているだけでは保険が適用されません。
「旅行前に何をカードで支払えば対象になるのか」という具体的な条件を知っておく必要があります。
海外旅行保険を選ぶとき、何を確認すればいい?
実際に海外旅行保険を比較するとき、私が確認する項目です。
| 確認する項目 | 確認したいこと |
|---|---|
| 傷害治療費用 | ケガをしたとき、いくらまで補償される? |
| 疾病治療費用 | 病気になったとき、いくらまで補償される? |
| 救援者費用 | 家族が現地へ駆けつける場合などは? |
| 賠償責任 | 他人や他人の物への損害は? |
| 携行品損害 | バッグなどの盗難・破損は? |
| 保険期間 | 自分の旅行期間をカバーできる? |
| 適用条件 | カード利用などの条件はある? |
| 自己負担額 | 保険を使うときに自己負担がある? |
クレジットカードは、単純に「保険料が安いものを選べばいい」というわけではないことが分かりました。
海外旅行に向けて、保険以外にもパスポートや航空券、クレジットカードなど準備することがたくさんあります。イギリス旅行に向けた準備については、こちらの記事にまとめています。
→【イギリス旅行の準備リスト】出発までに必要なことを順番に整理
海外旅行保険について調べてみて
今回、最初に思っていたよりも調べておきたいことがたくさんありました。
最初は、「海外旅行保険に入っておけば安心」というくらいに考えていました。
実際に調べてみると、ただ保険に入っているかどうかだけではなく、どんな場合に補償されるのか、いくらまで補償されるのかが大切だと分かりました。
特に気になったのが、海外で病気やケガをしたときの治療費です。
私が第一候補にしている三井住友カード(NL)の海外旅行傷害保険は、「最高2,000万円」という数字だけを見ると手厚い保険のように感じます。
しかし、補償内容を一つずつ確認してみると、実際に使う可能性が高い傷害治療費用と疾病治療費用はそれぞれ最高50万円でした。
このことを知って、「クレジットカードに海外旅行保険が付いているから大丈夫」とは、簡単には言えないと思うようになりました。
カード付帯の海外旅行保険が役に立たないということではありません。年会費無料のクレジットカードに海外旅行保険が付いているのはとても魅力的です。
ただ、実際に旅行へ行くのであれば、自分の旅行に必要な補償が十分なのかを確認したうえで判断したいと思っています。
そして、クレジットカードの保険だけでは足りないと感じた場合には、自分で加入する海外旅行保険を追加するという方法もあります。
最初から「カードの保険だけ」か「別の保険に入る」かを決めるのではなく、
- クレジットカード付帯の海外旅行保険の内容を確認する
- 自分に必要な補償が足りているか考える
- 足りない部分があれば、別の海外旅行保険も検討する
この考え方で海外保険を決めていこうと思っています。
20年ぶりの海外旅行。
以前は、海外旅行に行くなら「航空券を取って、ホテルを予約して……」ということばかり考えていました。
でも今回は、47歳になった今の自分だからこそ、「もし旅行中に何かあったらどうする?」というところまで考えて準備しておきたいと思っています。
まだ分からないこともたくさんありますが、知らないまま出発するのではなく、自分なりに納得して準備していきたいと思います。
